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私たちはガーデニングやエクステリアといった仕事を通じて植物に接している時間が非常に長いです。
その中で、常に感じているのは「もっと植物の命を尊重しなくてはいけない」ということです。
動物の一種である人間だけが繁栄しようとしているために環境破壊などの矛盾が生じているのではないでしょうか。
もっと生き物全体の調和を考えなくてはいけないのではないか…そういう「調和」の思いが、私たちの仕事にも通じる部分があるのではないかと思っています。
現在、カタログショッピングやネットショッピングでさまざまな植物を購入することが出来ます。
しかし、こうしたカタログデータでわかるのは、名前、花の色、大きさ、全体の形などの最大公約数的な情報だけで、実際には植物はひとつひとつ個性というものがあります。
庭造りに関しては、この「個性」というものが非常に重要だと私は考えているのです。
たとえば、ひとつの庭の中に完全な形の植物ばかりを配置すると、お互いが主張を譲り合わずに全体の調和がとれません。
主役ばかりの舞台ではストーリーが展開できないのと同じです。あえて脇役的な不完全な姿の植物も配置することで「庭」という世界が成立すると思うのです。
現物の植物の「個性」を無視してカタログで寄せ集めた植物ばかりで庭を構成したのでは、おそらくそうした調和は望めないのではないでしょうか。
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