アメリカのビジネスマンは、休日の朝、自ら芝刈り機で広い庭の手入れをすることを夢見ています。
イギリスの庭園では、精緻に構成された生垣の間で薔薇の花ひとつひとつを趣味人(ディレッタント)が吟味しています。
日本の枯山水は庭の中にひとつの宇宙を構成し、京都の坪庭には限られた空間にひとつの世界が凝縮されていま
す。
世界各様、庭の様式や規模はさまざまですが、そこに共通して見受けられるのは「庭は心の窓である」という思想です。
そして不思議なことに、庭はその家を支配する人の趣味が一番よく現れていることも共通しているのです。
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